2017年 10月 29日
鍬と槌を持つ全ての労働者へ! |
鍬と槌を持つ全ての労働者へ!
ウクライナ革命叛乱軍(マフノ叛乱軍)
鍬と槌を持つ全ての労働者へ!
同胞諸君!生死にかかわる新たな危険が全ての労働者に迫っている。血に飢えたニコライに仕えていたあらゆる暗黒部隊がポーランド地主・ウクライナのペトリューラ運動にいるフランス人指導者と売国奴どもの助けを借りて団結してきている。その目的は、我々に対する独裁権の確立であり、地主・資本家・「ゼムストヴォ」(帝政ロシアの地方自治機関)指導者・警察といった農民と労働者を絞首刑にする奴らを使って我々に重荷を負わせることなのだ。
同志諸君!コミッサールとボルシェヴィキ共産党の実力者どもは貧者と抑圧された人々に対してのみ上手く戦える。奴らの懲罰部隊とチェカは農民と労働者を派手に銃殺し、村落や集落を焼き討ちできる。しかし、革命の真の敵であるデニキン軍などのギャングを前にして、奴らは惨めな臆病者のように恥ずべき逃亡をしているのだ。
同志諸君は、昨年、金の飾緒どもがモスクワに入ろうと迫って来た時のことをよもや忘れてはいまい。叛乱軍がいなければ、独裁の三色旗がずっと前から革命ロシアの上にたなびいていたであろう。
同志たち、今もそうなのだ!赤軍は、将軍たちと臆病なコミッサールによって徹頭徹尾裏切られ、混乱して戦線から逃げ出し、ポーランド地主にこの地方一つ一つを明け渡している。ジトーミル、キエフ、ジメリンカはだいぶ前からポーランド人に支配されている。白軍の戦線はポルタヴァとヘルソンに近づいている。そして、クリミア半島では、デニキン軍が自分たちの領地を再び占拠しようとここ3カ月間適当な時機をうかがっているのである。
同胞たち!君たちが白軍の接近を静かに待ち、手をこまねきながら、自分自身と妻子を引き渡し、将軍と地主に引き裂かれてしまうなどあり得るだろうか?
いや、そんなことが起こってはならないのだ。
全員が一体となって武装し、叛乱軍の兵士になるべきなのだ。
我々マフノ叛乱軍と共に、全ての暴君に対して反乱を起こせ。全ての集落で部隊を作り、我々に参加せよ。我々は共にコミッサールとチェカを排撃しつつあるのだ。赤軍兵士の同志と共にデニキン・ペトリューラ・ポーランド地主に対する鉄の戦線を作り出そう。
同志諸君!時は待ってはくれない。今すぐ君たちの部隊を作るのだ。
大義のために!
あらゆる暴君と地主に死と破壊を!
地主も主人もいない本物の自由ソヴィエト制度のために最後の決定的闘いを始めよう!
戦闘準備だ、同志諸君!
ウクライナ革命叛乱軍(マフノ叛乱軍)文化教育部門
1920年5月
by anarchism-ja
| 2017-10-29 17:04
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