2017年 10月 29日
若者たちへ |
若者たちへ
マフノ叛乱軍
同志たち、何故君たちは家でじっとしているのか?何故我々の隊列にいないのか?
コミッサールが懲罰部隊を連れてやってきて力ずくで君たちを徴兵するのを待っているのか?見つからない・隠れられる・逃げられるなどと思い違いをしてはならない。既に示されているではないか。ボルシェヴィキ当局は手段を選ばない。君の家族や親戚を逮捕し、人質を取り、必要ならば大砲で村全体を焼き尽くす。今はまだ自由な君や君の同志たちも、いずれ何らかの方法で政府に徴兵されてしまうのだ。
そして、君たちは武器を手に持ち、同胞の農民と労働者--マフノ革命叛乱軍--を殺すべく送り込まれてしまうのだ。
我々、マフノ叛乱軍は家でじっとしてなどいない。我々個々人も家族があり、親戚がおり、別れたくない愛している人がいる。しかし、我々は革命家だ。労働者が再び奴隷状態にさせられているのを、新たな専制君主が社会主義-共産主義の仮面の下で・労農権力の旗印の下で、歯止めが利かないまま我々に対して領主面して振舞っているのを、無関心に傍観することなどできはしない。革命の三年間ではっきりと示されたことがある。それは、あらゆる権力者は例外なく反革命だということだ。血に飢えたニコライだろうがボルシェヴィキ共産党だろうが同じだ。我々マフノ叛乱軍は、完全な社会革命のために、あらゆる権力者に反対するために、あらゆる抑圧者に反対するために、叛乱の旗印を掲げている。我々は労働者の自由ソヴィエトのために戦っているのだ。
同志たち、我々について来たまえ!臆病な利己主義者と腰抜けは、家で誰かさんのスカートの傍に居ればよかろう。我々に臆病者はいらない。だが、君たち、正直な農民と労働者の居場所は我々と共にある。マフノ革命叛乱軍にあるのだ。我々は誰も強制的に連れていくことはない。しかし、覚えておいてほしい。ボルシェヴィキ政府は、マフノ叛乱軍へ残虐な暴力を行使して、無情な戦いを我々に強いているのだ。
だから、決めてくれ、同志たち!コミッサールに徴兵されてしまえば、我々に対して送り込まれ、我々は君たちを敵視し、革命の敵だと見なさなければならなくなってしまう。我々と共にあるか、我々に敵対するか--選んでくれ!
マフノ叛乱軍
1920年6月
by anarchism-ja
| 2017-10-29 17:05
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